AMEXカードご利用額の確認の機能は、事前承認と同じ!限度額確認の機能ではない。
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アメリカン・エキスプレスのカードホルダーがログインできる、ウェブページのオンライン・サービス。
そこに、2016年10月から「カードご利用額の確認」機能が登場しました。
金額を入力すると、その額が自分のAMEXカードで決済できるか確認できる機能なんですが・・・
実はこれ、限度額確認のための機能ではありません。ちょっと気をつけて使う必要があることが分かりましたので解説します。
アルゴリズムが流動的すぎる
AMEXマイカード・サービス上にある「カードご利用額の確認」機能は、セキュリティのため1日2回までしか入力を許されません。これがどういう意味なのか、考えた事ありますか?
機能がリリースされた当初、私も毎日ログインしてはポチポチやって『いくらまで決済出来るんだろう?』とチェックしていました。
「昨日は400万円台がOKだったのに、今日はなぜか昨日の金額がNGになっていた」
と言った感じで、謎のアルゴリズムによって毎日と言っていいほど利用額(当時は限度額だと思っていた)が変化しました。どう言うこっちゃという訳で『なぜコレだけ流動的に限度額が変化するのか?』と、デスクに確認すると結構驚くべき回答がありました。

えっ!?これ事前承認なの・・・!
デスクの回答はビックリするものでした。それは、、
AMEXデスク「このカードご利用額の確認機能は、限度額の確認ではなく事前承認の為に設置されたものです。」(的なニュアンスの回答)
えっ!!!って感じですよねww アメリカン・エキスプレスの事前承認制度を電話窓口ではなく、ウェブ上からも簡易的に行えるようにした結果、今回の「カードご利用額の確認」が登場する事になった経緯があるみたいです。
確かに決済額や頻度が多いユーザーが、毎度電話しているのも無駄な動きに感じます。「これから10万円とか、30万円決済したけど決済できるかな?」と言った用途で活用が見込まれます。
一律の限度額設定の無い、アメックスゴールドに入会。
日本人は勘違いする機能
アメリカン・エキスプレスはアメリカのカード会社です。この「カードご利用額の確認」機能は、なんともアメリカ的外資系企業の機能ですねw 日本のカード会社であれば、ユーザーにはおおよそ一律に「何万円まで」という限度額が設定されます。
AMEXは一律の限度額を設けていません。だから事前承認という制度があり、使おうとする金額をあらかじめチェックするスキームが存在しています。
アメリカン・エキスプレス的には只々「事前承認機能をウェブにも移行した」だけなんですが、これを見た日本人のユーザーは「お、限度額の確認機能が出来たんだ」と勘違いします。サービスの画面に「これは事前承認です」とは書いていないので、当たり前っちゃ当たり前ですが。
アメックスゴールドを手に入れて、事前承認機能を使いたい?
セキュリティ上、気をつけるべし
「カードご利用額の確認」機能を使うにあたって気をつける事が2点あります。
AMEXカードご利用額の確認機能の注意点(※当サイトの勝手な判断です)
- Good News!が表示された場合、その金額は承認済みとなるので実際に決済出来てしまう可能性が高くなる
- 「限度額確認の機能ではない」。一度Good News!が出た後は、その次は入力した分だけ枠が減る
Good News!が出ると、その金額を上限に枠が設定されます。つまり、万が一にもカード紛失や悪用が発生した際に、実際に被害額がその金額まで達してしまう可能性があるという事。
だから一日2回までしか金額は入力できず、3回目以降はエラー画面に「不正利用防止のため」と表示されるのです。ここで言う不正利用とは、この万が一のケースを考慮したものと思われます。
一日2回までの利用制限は、安全のために
そしてここまでこの記事を読んで理解できていればもうお分かりかと思いますが、事前承認で枠が設定されたという事は、その分その後の枠が減ります。
もちろん以下の場合は、枠が開放されます。
枠が解放される一般的なパターン
- 設定した枠をキャンセルする
- 実際に利用して、使った分を支払い済みにする
- 枠の設定から1ヶ月間を経過する
利用枠に関してAMEXのデスクに相談すると「クレジットサービス課」という部署に繋いで貰うことが出来ます。クレジットサービス課の担当者に、具体的な枠の調整を依頼することが出来ます。
設定枠のキャンセルも、このクレジットサービス課の担当者にお願いすることで対応してもらえます。
枠の設定はその日から1ヶ月間有効です。当該設定枠に相当しい金額が1ヶ月以内に利用なければその枠は開放されるようですね。
ホテル上級会員が付与。spgアメックスの詳細。
大口取引の事前承認は電話でやろう
「カードご利用額の確認」機能は、事前承認のウェブ版でした。
かなり大きな金額も可決(Good News!)される場合があるみたいです。だからと言って、普段買わないようなダイヤモンドの指輪とかカメラや、金券類を可決した金額分買おうと思わない事が賢明と言えます。
なぜなら、「カードご利用額の確認」機能には使用用途の入力欄が無いからです。
こういうのは電話で事前承認してから買う方が無難
クレジットサービス課の担当者に電話口で事前承認をお願いすると、具体的な金額と使用用途を聞かれます。だから電話の事前承認で可決が出れば、実際の利用時にカードが不正利用検知システムにキャッチされる可能性は低いと言えます。
一方、「カードご利用額の確認」機能を使った事前承認の場合、予定していた買い物が換金性の高い商品だった場合、利用時に不正利用検知システムが作動してしまう事も十分考えられます。
「T&EだったらOKだけど、ダイヤモンドの指輪はNG」
こんな事が「カードご利用額の確認」の確認ページだけで事前承認を行うと発生するかも知れませんよ。だからこそ、大口取引の事前承認は電話で行うほうが無難です。
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つまりカードご利用額の確認機能は、あんまポチポチしない方が良い機能なんですよねw
みんなポチポチしてるみたいですけど、私はもう用も無いのに頻繁にポチるの止めましたよ〜!
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「カードご利用可能額の確認」機能にそんな意味があったとは知りませんでした。
これはGood Newsです!
興味半分でポチポチするのは、ぼちぼち止めようと思います。
そうですね、私も気をつけなくてはなりませんw