もしスカイマークがスカイチームに加盟していたら
2015年下半期、最大級の経営破綻といえばスカイマークですよね。
スカイマークはA380を購入し、国際線就航を目指していましたが、資金繰りが悪化し破綻しました。
ところで、もしスカイマークがA380を問題なく購入完了して国際線就航開始していた場合、エアライン・アライアンス加盟していたかどうか気になります。
日本の航空会社は、JALはワンワールド加盟、ANAはスターアライアンスに加盟しており、スカイチームアライアンスだけは宙ぶらりんの状態でした。成田や羽田など日本の国際空港はアライアンスごとにチェックインカウンターを分けていたり、アライアンスごとの分業化が進んでいたことから、スカイマークが国際線に就航した場合、いずれかのアライアンスに加盟する見込みがあったと考えられます。最有力は日本のエアラインで加盟無しのスカイチームだったのでは、と私は思っています。スカイマークと語呂も似てますし。
結果的にはスカイマーク破綻で日本国籍のスカイチームは登場しなかったのですが、もしスカイマークがスカイチームに加盟していた場合、デルタアメックスの立場が大きく揺らいでいた可能性がありました。
デルタアメックスゴールドカードは、入会するだけでスカイチーム上級会員のエリートプラスである「ゴールドメダリオン」が無条件に取得できます。この「スカイチーム上級会員の権利が買える」と言う世界でも破格のカードベネフィットは、日本にスカイチーム加盟のエアラインが存在しなかったからこそ実現し得たものだと考えられます。
スカイマークがスカイチームに加盟していた場合、当然日本国内での上級会員の価値が急騰しますよね。そうするとスカイチーム本部も上級会員の価値を維持しなくてはならないので(例えばラウンジのキャパシティが逼迫などがあり得る)、デルタアメックスによるメダリオン会員の配布は終了していたのでは、と予測します。
結果論としてスカイマークが破綻に終わり、デルタアメックスによるゴールドメダリオンばら撒きは続いています。
アメックスプラチナではキャセイマルコポーロクラブゴールドステータス付帯の終了や、星野リゾート優待の改悪などもあり、つくづく、カードのベネフィットは未来永劫続くものではないと考えておく必要がありますね。
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